MARTIN D-28

ごく近年物のD-28のご依頼です。新品で購入されてからまだ2年ですが、弦をゆるめずに張りっぱなしでケースに入れて押入れで1年ほど保管していたところネックがかなり順反りしてしまい、ネック調整と併せてフレットすり合せ、ナットとブリッジピンのtusq化のご依頼をいただきました。

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何故か画像ではほぼストレートに見えるのですが(汗)、14Fあたりから徐々に反ってネック中ほどからは見事に順反りしています。テンションがかかった状態でもホンのわずか順反り気味のセッティングが気に入っているのですが、これはあまりに極端過ぎます。

ローポジションでも弦を押さえにくいと感じられます。 D-28はミディアムゲージの弦が張られて出荷されています。私もD-28を持っていて、強固なネックで反りにくいと言う印象があるのですが・・・やっぱり押入れのせいでしょうか。

 押入れは結構湿度や温度の変化があるところです。ケースに入れておけば大丈夫なんてことはないのですよね。ましてや長期間保管するのに弦の張りっぱなしは良くありません。

常時70~80kgのテンションがかかり続けるわけですから、湿度や温度の影響と相まってネックだけでなくボディへの負担もとても大きいものになってしまいます。

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現状6弦12Fで4mmほどあります。

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1弦12Fで3.5mmほどあります。

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